同性カップルの「子ども」という選択肢④

あれこれ
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もはやこの記事担当のたぬぴのぴです。

前回の記事で、半年間「子ども」という話題を避けてきているということを書きました。

しかし、この状況はよくない、何も進まないと思ったので、行動に移しました。

今回はそのことを書いていきたいと思います。

前回までの記事はこちら

同性カップルの「子ども」という選択肢③
ごぶさた投稿!たぬぴのぴです。前回まで近年のたぬぴのテーマ:「同性カップルでも「子ども」がいるという生活を選択できるのではないか」という記事や、実際に行動してオンラインセミナー受けたという記事をあげさせてもらいました。過去の記事は...

︎セミナーを受けて

オンラインセミナーを受けて、「子どもを授かること」が現実味を帯びました。

そこででてきた大きな壁(悩み)が「両親への説明」です。

ぴは年に1〜2回しか帰省しません。

・どんな風に伝えよう。

・帰って面と向かって、いつ言おう。

・どう説明したらわかってもらえるか。

・険悪な雰囲気になったらどうしよう。

(せっかくの両親との時間…雰囲気よく過ごしたい)

など色々と考えていました。そのことを思うとなかなか「子どもを授かるための行動」に目を向けることができませんでした。

これではいけない!と思い、ついに行動しました。

︎両親への説明

いつもは帰らない時期に実家に帰りました。今回の目的は両親への説明です。

なるべく重くならないように、険悪にならないように…

そんなことを考えながらドキドキと実家での時間を過ごしました。ぴの性格としては決めたらすぐに行動したいタイプなので、初日に伝えたいと思っていました。

いつも通り、晩酌をしながら食卓を囲み、食事が終わると父はマッサージ機へ。

(父にも話は聞こえます)

母と私はそのままテレビを見ながら話します。

母がスポーツジムで孫の写真を見せてくる人がいてーその人に対して、独身で子どもがいなくて、孫もいなくての人がいつも1番にいい反応する。すごいと思う!

という、なんとも言い難い流れとしては、話しやすいが話題が!チャンス到来!

ここからは、会話形式で書きます。

ぴ「孫は諦めていますか」

母「そんなことないよ。ジムでは孫の話してる人が多いからねぇ」

ぴ「孫いたら嬉しい?私が結婚してなくてシングルでも」

母「それはそれぞれだからねぇ」

ここまで、まったく重たくなくふつーにすっと話せました。母も笑っていました。

ぴ「実は(弟)に協力してもらって、体外受精して、私のパートナーに産んでもらうって一緒に育てていくっていう計画があって。(弟)も了承してる」

と計画を話しました。それに対しての母の回答は、笑っていたし、穏やかな雰囲気でしたが、

母「それはちがうでしょー」

ぴ「なんでよぉー(弟)の遺伝子の入ってる孫だよ?かわいいじゃん」

母「そんなのややこしいじゃない。(弟)に家庭ができて、子どもができたらどう説明するの。大変なことになるよ」

ぴ「(弟)は結婚しないかもしれないじゃん」

母「昭和の人間にはついていけないわ」

ぴ「順を追ってもダメなの?」

母「それとこれはちがうねぇ」

と、娘のぶっとんだ考えに終始笑っていましたが、きちんと先を考えている回答でした。頭ごなしにない!ダメ!と言われたわけではないのでよかったです。

ちなみに弟はゲイです。

両親はそのことを知りません。

私だけカミングアウトしている状態です。

もし、弟にも孫は望めないと知れば、考えはちがうなかもしれません。が、それを私が言うわけにはいきません。

このやりとりを終えて、父と2人になって改めてこの話をしました。

(父はやりとり全部聞いていました)

父は…

・弱った時にはすぐにあちらの世界にいくようにするから、自分が安心して過ごせるようにしていいよ

・あんまり俺らを考えないで、自分の好きなようにしな

・自分がいいと思うことをしたほうがいい

・お母さんだってジム行って画面見せて、うちの孫よーと喜ぶとは言ってないけど、孫がうちに帰ってきたらどーなのかな。それはいればって話じゃないかな

・あと10年は元気だから同居はしなくていいかな

こんなようなことを話してくれました。

父は反対ではないようでしたが、母の方が現実的に考えてくれたかもしれません。笑

︎話を終えて

この実家でのやりとりを終えて、弟に連絡しました。

弟が周囲には話しているけど、両親にはカミングアウトする気がないのは知っています。

弟からは何の返信もありませんでした。

両親に計画を話して、弟にそのことを報告したことで見えてきたことは、ぴの気持ちとしては一歩進みましたし、スッキリもしました

でも、その内容としては賛成されたわけでもないですし、強い協力体制の確認にはなっていません。

ここからどうしていくかは、またわからなくなったなというのが正直な感想です。

弟が協力してくれるという話の前提があるから両親にも話せた部分があります。

それでも賛成はされていない。

弟以外の協力者を探すとして、それをあらためて両親に話したら?どうなるのだろう。

賛成してくれるだろうか。その協力者も安心安全に見つけられるだろうか。

不安は尽きないなと思いました。

そして、この話をなかなかたぬちゃんにできないでいます。がっかりさせてしまうのではないかと…

︎まとめ

今回は勇気を出して、両親に「子ども」についての話をしたことを書きました。

しっかりと話せたことでスッキリしました。でも、話したことで次にするべきことがわからなくなりました。

なかなかむずかしいですね。でも、ちゃんと話せた自分を褒めてあげようと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございます。

以上、ぴでした。

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