今月のたぬぴ(主にぴ、というかぴの記録)のお話し!
真夜中の。
タヌは5分もあれば眠りに就き、それでいて質がいい。
ぐっすり眠る。
しかしその日は、タヌの睡眠を妨げるものがあった。
ダダン!!!と大きな音がして、さすがのタヌも夢の世界から一瞬で帰ってきた。
そして、目を開けたか開けないかの一瞬の間に何が起こったか悟った。
悟ったが、まさかと思った。
まさか、大人がベッドから落ちるなんて。
そう思いつつ隣をみるとやはりぴっちゃんの姿はない。
彼女はベッドと壁の間に納まり、おとぼけ顔でこちらを見ていた。こっち見んな。
おそらくきれいに落ちて、きれいに納まったのであろう。
寝ぼけ眼のぴちゃんは体育座りのような状態で、はにゃ?と。
そして何事もなかったかのようにお手洗いにいった。
こういう時こそ狙われる
注射をした。
インフルエンザ予防接種などと同じく、左腕が痛むので、しばらく何物にも触れさせないよに細心の注意が必要である。
しかし、注意していてもふいにやられることがある。
特に同居人には注意である。他人よりも距離が近く、スキンシップが多いので事故が起こりがち。
前回は、会話している途中に「だよね!」的な勢いで急にガシッ!と患部を握られた。悲鳴。
いつもやらないくせに。
そしてそのあとは注意喚起の印としてガールスカウトよろしく、腕にバンダナを付けさせられた。
今回は、前回以上に注意していたので難は逃れたが、攻撃は止まない。
注射後のあとのタヌへの気遣いだろうが、「マッサージしてあげようか?」と右手をそっと差し出してきた。
ぴちゃんの右手なので、タヌの左腕に触れる動作。
咄嗟に身をかわすタヌ。
「マッサージしてあげようか?」も、普段と様子が違う。
ねっちりした言い方で、顔は半笑い。
注射した時に限って、いつもと違うことが起こる。
そして事故になる。
ぴちゃんこそなんか変なものでも打たれたのかと問いたくなる。
そんな2022年4月のぴとの生活。